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7月21日

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考えがうまくまとまりません。とりとめのないことをつらつらと・・。

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下り坂の社会は難しいですね。社会全体が上り調子の時には問題にならなかったようなことでも大きな問題となります。

上り調子のときは、道筋に様々な選択肢があったはずものが、いまでは両岸の切り立った尾根を間違いなく辿ることが要求されます。

10年くらい以前よりも、今はよく生きることがずいぶん難しくなり、高度な能力や強い生命力が必要になっていると感じます。

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私は対案のない「反対」を叫ぶ気にはなれません。

20代の頃ならば、理想だけを叫ぶことに迷いはなかったと思いますが、生きることはそれほど単純ではない、というのが今の私の実感です。

この国の多くの問題は、その決定の是非の問題というよりも、その決定に従い、運営・管理の段階で、次第に個別の組織防衛が優先されるように

変質してゆき、判断を誤るようになって問題を引き起こすことを繰り返しているように思えてなりません。

 

この国には責任ある役職にあっても、(時代の変遷と共に求められるものが変化し)己の認識が旧態依然となって現実の状況とズレていることに

気がつかずに誤った判断をしておきながら、いざ問題が起きた時に(組織自体の防衛システムが働いて)責任をとらないで済む人間が

多すぎる気がします。 (今回、ここで私は政治家を念頭にはおいていません)

また、すでに機能を失って久しいと思われる組織が多すぎます。それらは、いままでのような惰性で存続を許される時代ではなくなってきましょう。

民間ではとっくに潰れてしまうような(百害あって一利なしの)組織の数々が財政を食いつぶしている現状を考えれば、

事業仕分けはまだまだ必要なのではないでしょうか。